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クリスタルオワナイト[序章]
[CRISTAL OR NITE]


序章ナイトの章クリスタルの章


<登場人物>
アカサンド封印されたサタンの魔力を受け継ぐ少年。怒りが達すると両目が赤くなり羽のような魔気が出る。
ソシエンライラの子孫。クリスタル王国の37代プリンセス。
サタン神の1人。デオバの改革によりを天界を追放された。
ライラ神の王デオバの放った聖なる雷に打たれクリスタル王国の王女となる
デオバ天界の王。独裁的とも言えるが根は悪いやつではない。容姿がピーターフォークに似てる。


<序章>
人類が誕生する遥か昔。天の世界を追い出された神「サタン」によって地球上は支配されていた。
サタンは100万のコピーをつくり出し、自分を王とし独立採算制で王以外の民は全て平等という社会を築いていた。そこには男と女がいた。(神達は男女の区別がない)
そこは自由愛で身分の差も少なかった。そして性交によって次々と子孫を増やしていった。
地上が次第にサタンの楽園になっていく事を気にかけた神の王「デオバ」は神の力に満ちた雷を落とした。その雷にあたったのが少女「ライラ」。ライラはその瞬間から神の魔の力(人力)を持つようになる。
その事に気付いたサタンは自分の邪魔になる存在としてすぐにライラを殺しに行ったが出来なかった。サタンはライラに恋をした。今までの地球上の女性にはない、わがままで反抗的な態度、そして何よりその美しさがサタンの心を動かした。
しかし地球上は乱れた。サタンは平等を売りにしてきた王である。その王がライラに対して行った行為は明らかに他の人間と差があった。人々は嫉妬という感情を持つようになり、そこから全ての争い、競争が起こり始めた。身分の差が生まれ、貧富の差が生まれ、科学は発展した。
1人の女性によって地球上は変わった。生まれてくる子供達は争い事を好む種族が多くなった。そしてサタンはいつの魔にか忌み嫌われる存在になっていた。それは全て神王デオバの思惑通りに進んでいる事だった。
しかし神王デオバの思惑や地球上の人々の態度と反比例するかのようにサタンとライラの結びつきは強くなっていった。2人は魔力をこえる愛が芽生えつつあった。サタンは神として初めて愛を知り、ライラは人類として初めて永遠の愛の存在を知った。荒れ始めた人間達は手がつけられなかった。王であるサタンを追放しライラを生け捕りにした。
人々は神が作った掟を破り始めた。人々はそれを自由だと信じていた。そしてサタンの前でライラを殺した。怒ったサタンは天変地異を起こし多くの人間の命を消した。そしてデオバとの戦いにたった。
サタンはライラが殺された時に自分の魂を与えた。ライラは蘇ったが眠ったままだった。
デオバとの戦いは雪が静かに落ちる小さな島でだった。片目になったサタンは力の半分もでず、あっさりデオバによってその北の小さな島に封印された。彼は封印の直前、残ってる全エネルギーを放出した。怒りに満ちたエネルギーを…。
「全てのものに死を!」
デオバは残り少なくなった人間達のよき道しるべとして、または自分の影響力を残したい為にか、平和の象徴としてクリスタルで出来た城を造りその城を中心とした王国「クリスタル王国」を作った。誰も立ち入る事が出来ない楽園を。
ライラを眠りからさましたのはデオバの力だった。神力を持つ人間ライラ。眠れる森の美女はそのままクリスタル王国の王女に君臨させられた。
眠りから目覚めた時ライラは赤く光る宝石を首に下げていた。それはサタンが自分の魂の一部として彼女に捧げたものだった。彼女はその事を知らないが、その宝石を身につけてる時は心が休まる気がした。
そして彼女はその宝石を大事に大事に守り続け、代々のクリスタル王国の女王の証として身につけるよう支持した。だが不思議な事にライラ以降の女王がその宝石を身につける時は深く青い輝きを見せるだけだった。
そのプリンセスが産まれるまでは…。
数百年の時を経てその深い青が燃えるような赤い輝きを見せ始めた時からこの物語は始まる。